

私は経営コンサルタントとして、30年以上にわたって外食産業に関わってきました。かつて外食産業は、“産業”として認知されていない時代がありました。ところが今や、約25兆円という市場規模を持つ巨大なビジネスの場であり、数多くの株式上場企業を輩出する産業となっています。では外食産業は成熟し、完成したのかといえば、まったくそんなことはありません。外食産業は、今なお進化の過程にあり、産業として抱える課題もまだまだたくさんあるのです。
例えば、数多くの外食企業トップと交流し、何より私が実感していたのは、すべてと言っていい企業が、人材採用に頭を悩ませていたことでした。新しいビジネスの芽が見つかり、事業化しようとする。あるいは、店舗を出店しようとする。ところが、それを任せられる人材が足りないというのです。特に、店長や料理長などの幹部が足りない。
一方、外食産業で働く人たちは、キャリアステップに頭を悩ませていました。忙しさもあって、なかなか自分の将来のビジョンを描くことができない。しかし、転職意向はあるために、ついつい収入だけで転職を重ねてしまう。じっくりと相談する相手もいない中で、結果として、自分とは合わないポジションや風土の企業を選んでしまう。それが、さらに悩みを生む。
この両者をマッチングさせることは、フードサービスの価値をさらに高めるために役立てるのではないか。これこそ、パワーリエゾンの、最初の事業が生まれたきっかけでした。外食企業専門の人材紹介事業です。お互いが求め合っているものを、理想の形で合致させていく。この事業は、企業から、人材から、双方から高い支持を得ることになりました。
しかし、パワーリエゾンの考え方に共鳴する社員が増え、お客さまが増え、事業が伸びていく中で、私たちは気づくことになります。フードサービスの価値をもっともっと上げていくために、
あるいは新しい価値を創造していくために、私たちパワーリエゾンにできることは、まだまだたくさんあるのではないかと。外食産業の進化に、もっともっと寄与することができるのではないかと。
そして、新しいビジネスを、フードビジネスを豊かに進化させるための新たな価値創造につながることを、どんどんやっていこうという新たな事業ドメインへとつながっていきました。どこよりも新しいことを手がけようとしている、新しい会社です。若い、優秀な人材が集まり、その能力を存分に発揮できる企業フィールドを作りたいと私たちは考えました。
そこで生まれたのが、パワーリエゾンの企業理念
であり、守るべき価値観

でした。
創造性と自由に溢れたベンチャーマインドのある企業風土を作ること。一方で公平な評価システムを持った、一人ひとりの人間が納得でき、心地よく過ごせる仕組みを作ること。そんなかつてない風土を持った企業を今、まさにみんなで作り上げているところなのです。「正当な評価と幸福な人生を」。これはパワーリエゾンの重要なキーワードのひとつです。
そして、私が何より誇れることは、こうして生まれた事業や風土を、若い社員たちが理解し実践してくれていることです。この事実こそ、パワーリエゾンの大きな可能性の証だと思っています。
私たちは、共にこの新しい事業づくり・会社づくりに挑戦してくれる仲間を求めているのです。